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2007年5月 7日 (月)

まちゃみん ぶらり旅④ 八丈島1日目16:30 ~八丈島半周

◆上陸
9:30きっちりに八丈島、底土港に着岸した。案の定というか、ウィルコムはつながらない。そして、何もない。びっくり。そして意外に寒い。雨も若干ぱらついている。もうちょっと南の島、という感じがするかと思ったが、案外普通。あるいは、鹿児島位なんじゃないか、緯度としては。あとで緯度調べようと思うけど、間違いなく、何年か前に行った本土最南端の佐多岬よりはずっとおとなしい。要するに、実はそんなに暑くない気候の感じがする。

◆民宿確保
港のすぐそこの民宿にさっそくとびこみで一泊の予約。意外に寒いし、天気がはっきりしないので、とても、テントで寝る気はしない。船の予約もしようとしたが、すぐにはわからん、という。連絡の取りようがない。ドコモだったらそこそこつながるらしい。さすが元国策会社。最大手。結局、まちゃみんの方から落ち着いたら電話することにする。まあ、なんとかなるだろ、という感じ。

さて、島一日目。どうするか。船に乗っているときおぼろげに考えていたのは、八丈島はひょうたん型の島だという。要するに、山がふたつある地形なのよね。で、その、山と山の間が、そこそこ平地になっていて、唯一、そこそこ開けた町だという。なので、1日目は、島の外周を自転車で1周してみよう、と。そしたら、島の感覚、間隔がだいたいわかるだろ、と。で、翌日、翌々日で、それぞれの山に登ってみよう、と。まあ、それくらいのことを考えてた。もう、7島全部行こうなんて、全然考えてない。

◆登龍峠
荷物を、飛び込みで泊まることにした民宿において早速出発。10:00過ぎだった、と思う。八丈島は、綺麗なお椀型の八丈富士と、複雑な形の三原山からなり立っている。地図を見たところ、三原山の方が道が険しそうだったので、一日目の最も体力ある今のうちに、厳しいところを行っておこう、ということで、三原山ルートを取る。まずは、登龍峠を登る。

いきなり若干萎える。すんげえ上り坂で、うねってる。まさに登り龍。だもんで、とても、自転車をこいで走れない。地図上で、直線距離2~3キロのところ、自転車を押し続けた。1時間以上。さっそく、島一周なんて無理、と思う。全然、進まない。そして、これじゃあ、知床半島も無理、と思う。

初日で体力一番ある時なのに。そして、八丈島で最も景観がイイ、との、登龍峠展望台に到着。しかし、まったく、どこが、という感じ。若干萎えるが、まあ、今回の旅の目的として、身体をいじめよう、というのもあるからイイか、というのが若干の救い。

それにしても、虫とかあんまり見ない。もっとうなるようにそういうの見るかと思ったけどねえ。植物はなんちゅうかガサツな感じ。まちゃみんは養老先生の本とか読んでるせいか、そう思っちゃった。養老先生の本読んでなくてもそう思ったかなあ。要するに手入れされていない、っちゅうか。まちゃみんは明らかにまちゃみんの故郷の上越と比べていた。上越なんて5月のゴールデンウィークって、田植えとか山菜取りの季節じゃなかったか。そんでそろそろ虫とかうなるように出てくる時期じゃなかったか。まあ、上越も年々虫とか、小川の生き物とか少なくなっていった。まちゃみん小学校2、3年のころはぎりぎりホタルも見た記憶がある。

なんか、八丈島は、そのころの上越より植物とかはガサツなのに、虫とかはいない気がした。こういうところに来ると、ほんとにまちゃみんのルーツの上越って、身びいきはあるけど、素晴らしいとこだったと思う。自分ちの木に普通に、クワガタとかカブトムシとか、樹液を吸いにたかってきてたし、意外に海と山両方あるし、まちゃみん、子供のころに、どんどん小川のイキモノとかが少なくなっていく経験ができた、とか、なんちゅうか、まちゃみんは、自然、というものを語ってイイ資格があるような気がする。まちゃみんの子供のころの上越は、今の八丈島よりナマだった感じがする。けど、最近、上越に帰ってゲッっとなったのよね。新幹線を通すとか言ってさ、田んぼとかつぶしてんだよね、北陸新幹線。あと、単に小川だったのを造成して、コンクリで固めちゃったりさ。なんか、ちょっといたいけな自然が蹂躙されてるような気もするよね。いや、都会で生活してる、まちゃみんがこういうことをいうことは茶々入れにしかならないけどね。

◆末吉
話はそれたが、ある程度行ったら急に下りになってきて、それまでの坂を登った貯金をザクザク使う感じで下っていく。こんな無駄使いしていいのか、と思うが、それまでの牛歩が幻であったかのようにあっというまに末吉という町に着く。

末吉は町というか、小学校と、雑貨屋みたいのが、一軒あるだけ、というところ。まちゃみん、昨日の昼以来何も食っていないため、空腹であり、この雑貨屋で、それでも、この島っぽいものを買って食べようと思ったが、生のものは、野菜しか置いてない。でも、机とお湯が置いてあって、カップラーメン食ってイイよ、というスペースがあったので、そこでカップラーメンを食う。いや、まちゃみん、ここは島なんだから魚が食いたいんだけどね。

12:00ちょっとすぎに出発。末吉は、距離的に、三原山中心にして、港まで戻るのに6分の1位に見えた。このペースだと、途中で完全にヘロヘロだな、と若干ゲンナリする。そして、さらに悪いことに、ここで、道を間違える。行き止まりが待っている下り坂をぐんぐん下ってしまう。はやめに自転車を止めて、地図を見てみればイイものを、ブレーキをかけるのが悔しくて、止まれない。結局行き止まりまで行ってしまう。

末吉に戻る。30分位余計な時間をかけたと思う。

ここからがつらかった。またさらに上り坂。まあ、今になってみれば、上り坂はここがピークで、あとは、たいしたことなかったんだけどね。雨以外は。結局、こういう旅、って、先に何が待ってるかわからんとこがツライとこであり、オモシロいとこでね。

◆名古の展望台
続いてある程度登ったところで、名古の展望台、というのがあり、寄り道。入場料200円。展望台、というか、単に崖の上なんだけど。まったくヒトケがなく寂しいことこの上ない場所でね。実際人も全くいないんだけど、で、入っていったらどこからともなく、80近いんじゃないか、というおばさんがでてきて、200円だよう、という。え、まちゃみんが来たことなんでわかったん? という。若干怖い。そして、200円という価格はどうやってはじき出されているのか。よくわからない。

しかし確かに見晴らしはすばらしい。若干曇ってるにしても。高さ何メートルくらいなんだろう。海抜100メートルはいってるんじゃないだろうか。ほとんど直角か、というような勾配の上に、コンクリのブロックを腰のあたりまで積み上げただけの「展望台」なのだが、だからこそ、というか、なかなかの見晴らし(写真)。 Img_3805_1ちょっと身を乗り出して下を見ると自然の勾配と高さでまさに目がくらむ。

◆火サスか(タカトシふう)
と、ここでさらにびっくりする出来事が! まちゃみんおっかなびっくり下を見たり、写真撮ったりしてたんだけどさ、気づいたらトシの頃なら30台後半のナオンがまちゃみんの後ろにひとりで急に立ってるんだよう。びっくりする、っちゅうの。こんなヒトケの少ないところで。まちゃみんがゴルゴ13だったらアンタぶっころされてますよ、ってなもんですよ。こんな怖いとこで急に後ろにいないでよ。

しかもさあ、まちゃみん、前、お見合いパーティーみたいのに行った時にさあ、全然お互い本気じゃないのに勝手に2次会とか設定して酒飲みに行ったりして、最終的にすんげえ気まずかったナオンに似てたのよね、年といい、顔といい。そういう意味でもまちゃみんびっくりですYO! まちゃみんさっさとその場を立ち去ろうとしたんだけどさあ、写真撮ってくれ、っていうのよ。いや、イヤだ、っていうわけにもいかないじゃん。イヤなんだけど。

で、そんときにさあ、カメラを渡されたんだけど、なんかさあ、やたら、左手の薬指を見せるような渡し方すんのよね。いや、まちゃみんにはそう見えた。もちろん何にもワッカがはまってないノーマル薬指ですYO! やめてよ、まちゃみん、前の前の彼女に仕込まれて、そういうの意外と見ちゃう方なんだからさ。わしゃあ、もっと怖くなっちゃってさあ。だってさあ、どう見てもジモティーじゃないナオンが、ひとりでこんな崖の上にいるんだよ。そして幸厚そうにはとうてい見えないからね。なんで急に火サスみたいになってるか。

写真は、結局2枚撮ったけど、両方ともすげえ暗い表情でブサイクにしか撮れないしさあ、まちゃみんさらに怖くなって、その場から逃げるように立ち去りましたYO! 怖いYO! 怖い!っちゅうねん。

いや、彼女には悪いけど、たぶんまちゃみんがこのシチュエーションを必要以上に怖がっちゃうのは、それがまちゃみん自身の何年か後の姿だからなの。正直に告白するけど。だからちっとも笑えないよ、ほんとに。

◆東京電力地熱館
さて、この名古を過ぎると、さらに坂道が若干続いていたが、すぐに中之郷という村落に至る。この辺から雨が降り出す。なんか道的にはすごく順調になってきたのに。

この中之郷ではまちゃみん、もう行くところは決まっていた。東電の地熱館というのがある。地熱発電の仕組みを教えてくれるとこらしい。東電がカネにあかせて、環境にそぐわないパビリオンを立ててんだろう、と、ちょっと揶揄してやろうというのが大きな目的。

ということで意地悪な気持ちでいくのだが、施設自体はまちゃみん好意をもって受け止めてしまった。本気でオモシロかった。まあ、やっぱりとてもじゃないけど島の人の意向とは思えなかったんだけど単純にパビリオン自体の仕掛けとか、説明のバランスとかね、これが非常に良くて。これなら、やってもイイよ、東電、と思ってしまった。まちゃみんの会社でも新社屋にしようとして今の展示スペースも移管するわけでしょう。また、広報がやると思うんだけど、こういうのにした方がイイよ。まちゃみんに任せてくれるんだったら今日のこのイイバイブレーションを元にイイのができそうだけどね。

内容は地熱発電自体の仕組みと島の紹介、という感じ。島自体がどうやってできたか、ってとこから入っていって、だから、まあ、地熱もできますよ、っていうことで。さらに地熱発電自体の仕組みの説明。曰く、地下何百メートルかの地層にキャップロックという地層がある、と。で、そのキャップロックっちゅうのは水を通さない性質です、と。で、キャップロックの下は、300度近い高温なんだけど、水が気体になれないで溜まってます、と。だもんで、そこに穴をあけてパイプを通してやると水が一気に気化して出てきますよ、と、圧力がかかってないところに逃げていくから。そんでその蒸気でタービンを回す、と。なるほどね、と。

で、電力としては、島の夜の最低電力は賄ってますよ、と。電気、というのは基本的に貯められないので、昼に比べて、電力が少ない夜も作り続けなければいけないけど、その夜、分位は、この地熱発電によって賄ってます、と。こういうことだった。

ただし、いただけなかったのが、地熱発電の説明の映像。いや、すごくわかりやすいんだけどさあ、すんげえドサクサに紛れて、さらっと、原発と同じで二酸化炭素発生しないよ、だからイイでしょ、地熱発電は、と言ってたところでね。そういうのヤメレや。原発プッシュ。いや、まちゃみん原発に対して、深く考えてるわけじゃないけど、このドサクサ感はよくないと思うよ。ドサクサ感と誰に対してのメッセージかわからん感。

この地熱館は2階建てになってる。で、2階は、ガラスがふんだんに使われてて、周りを見渡せる作りになってる。そんで、実際に、地熱発電の建物を見て、タービンはどこか、とか教えてくれたりする。あと、風力発電もあって、横で、でっかいプロペラが回ってるのを見れるのよね。

そして、2階には資料もいっぱい閲覧できる。電気の本や、島の本がある。まちゃみんはここで30分位、島の資料を見てた。名所旧跡だとかね、島の植物、動物を紹介してくれてる手作りの資料もあったりして、色々知識を仕入れることができた。八丈島は流刑地だった、というのもここで知る。

◆移動
地熱館を出て、移動。ここから雨が強くなる。まあ、しょうがない。携帯とか電子機器関係をビニール袋に入れて、自転車をこぎ続ける。やっぱり、ピークは、登龍峠と末吉のあとの名古の展望台あたりまでだった。その後は、アップダウンはあるにしても、そこそこ走ることができる。

大坂トンネル、という島唯一?のトンネルを抜けると展望台がある。ここの景色もそこそこ良かった。晴れてたら、もっと良いんだろうね(写真)。Img_3814 そして、ここになぜか、ポツンと電話ボックスがある。全然必然性が感じられない。けど、まちゃみんとしては、帰りの船が取れたかどうか、電話できるので好都合。ただし、電話は壊れかけ。潮風に吹きさらしだから、当然か。度数を表示する液晶は映らないし、ボタンは、押せないし、押したら押したで戻らない。悪戦苦闘。船の予約自体は無事5月5日で取れた。

ところで、この島、って信号が全然ない。ここまでで1個しか見てない(まちゃみん後註:最終的には、島全体でも、5個位しかなかったと思います。マジです)。

それにしても、ここを抜けるとすぐに、街についた。街全体も若干、坂があったりするけど、それでも、なだらかなので、サクサク進む。街で一番活気がある感じだったたのは、警察署。建物も市役所についででかいんじゃないか。どう考えても、こんなにデカイ必要はない、と思ったけど、東電もそうだけど、要するに、島の人は、こういう都会の資本を相手に生活してる、みたいなとこもあるんだと思う。治安という意味では不必要に大人数の警察官もカネ落としてくれる、という存在としては、大きいことに意味はあるわけでしょう、きっと。結局、16時過ぎに民宿に戻ってこれた。

◆民宿
普通にマトモなのよね。ちっとも面白くない。普通すぎて。メシもまともだし、風呂もまともだし、部屋もまともだし。テレビも東京と全く同じに映る。ここが東京都だとしてもさあ。

それにしても、メシ。良かったのが鰺の刺身。まちゃみんが鰺が好きだ、って知ってたのですか。色艶だけで、ある意味、うまい、ってすごいアピール来てるもの。そして、やっぱり、うまい。うーん満足。

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