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2007年5月 5日 (土)

スパイダーマン3(SPIDER-MAN 3) 観た 感想です~最後の30分でアメリカ様の深層心理が流出

もう、まちゃみん、2は大絶賛だったのよね、スパイダーマンって。当時の日記を読むと、おばちゃんの演技がイイ、ってことと、演出がイイ、ってことと、無理に最後にアクションで終わらないとこがイイ、って言ってんのよね。

3もね、すごくイイ。すごくイイです。なんかねえ、イイですYO! まちゃみん、ほんとに楽しめた。なんかねえ、最近は、映画観てても、このブログをやってるがために、映画をネタになんか屁理屈こねよう、みたいな、若干ヨコシマな気持ちで観てたりすんのよね、ツッコミ目線で観てる、っちゅうか。だけど、この映画は屁理屈こねるの忘れて夢中で観てた。

ただ、最後の30分。ちょっと説明しすぎで、せっかく盛り上げてきてるのが、若干、まちゃみんとしては、興ざめになっちゃったね。いや、ぶち壊し、ってわけじゃないんだけどさ。

あの執事のジイさんに、説明させたり、とかさ、あの砂男もほんとは、叔父殺しじゃなかった、とかさ。いや、あの黒い物体もあんまり説明してないんだったら、それも、別に、理屈つけなくてイイじゃん、と思った。というか理屈をつけるのはダメだと思った。

結局、皆、望んでいない、生まれながら、のカルマを背負ってるわけだよね。そこに本人に罪はない、という。善い人なんだけど、不可抗力でそうなってる、と。そして、それが連鎖してる、と。前半はそれを延々と描いてるわけだよね。要するに、そのカルマというババを、耐えきれずに、他人に廻してしまってるんだよね、皆。人間は弱い、と。でも、それを責められますか、と。だけど、それは、生産的なことじゃないんだ、と。どっかでその負の連鎖を止めようよ、と。あのバアさんがそう言ってたよね。

だからこそ、さ、あの執事の爺さんに説明させて、それなら、ってことで、スパイダーマンを助ける、っていう、そういう理屈をまちゃみんはつけて欲しくなかったのよ。スパイダーマンを助けるのに理屈はいらない、と。善い心がそうさせたんですよ、って、そうして欲しかった。個々の人間の良い心に希望を見いだしてる、ってことにして欲しかったなあ、と思う、まちゃみんとしては。

いやこれは完全にまちゃみんの好みでね。

って、今、屁理屈が思い浮かんだんだけどさ。だけど、だけど、さ、この映画、って、やっぱりちょっとテーマは微妙かもしれないよ。

だってさあ、スパイダーマンってさあ、途中で、国旗をバックに飛んでたりしてたけど、明らかに、アメリカという国のメタファーだよね。いや、まちゃみんは、あの国旗をバックに飛ぶちょっと前に、そうなんじゃないか、と思ったの。スパイダーマンの色で。あの衣装って、赤と青、って、あれ完全に国旗の色だもんね。スーパーマンとかもそうじゃん、って。

ということはだよ、あのスパイダーマンの同級生自体は、自発的なカタチでスパイダーマンを助ける、というカタチにしなかったのは、やっぱり、あえて、なのかもしれないよ。要するに、愚かな人類のカルマを精算できるのは、スパイダーマン、だけです、と。なんか皆の罪を一身に背負って、代わりに愚かな人間を救った、って、どっかで良く聞く説話だよね。

それは、アメリカだけです、っていう。

はあ。

けどね、それをやっちゃうと、あの途中でイイ味出してたフランス人も、下宿のあれ、イタリア人だよね、とかも皆、台無しになる、とまちゃみんは思うんだけど。最後の30分の解釈で全体も解釈しちゃうとあそこで描かれてた人々は、共生、の象徴ではなくて、アメリカ様が救ってあげる一方的な対象の象徴になってしまう、という。

だってさあ、よく考えてごらんよ。あの砂男に、許す、って言ってたけどさ、叔父さんを殺したのが砂男じゃない、とすれば、確かに強盗、という行為そのものは悪い、としても、スパイダーマンが、許す、も何も、上から目線で断じれる問題じゃない、ってことがわかるだろうに。許す、じゃないよな。そもそもお前には関係ないだろ、って。だから、砂男に言うとすれば、それはやっぱり悪いことだよ、と。いくら最愛の娘を救うため、とはいえ、強盗はやっぱりいけないよ、って、そう言うことだろ、って。理屈で言えば、関わりはないんだから、さも当事者であるかのように、許す、って言える話じゃない。

そこにアメリカ、という国の独善性がはっきり表れてるだろ、って。やっぱり、アメリカそのものだよね、見聞きするところの。当事者じゃないのに、大きなお世話で、首をつっこんでくる、っていう。いるよね、そういう腹立たしいお歴々が、身近なところでも。

そして、そういう描き方って、あえて、それで問題提議してるんじゃない。結果、そうなっている。やっぱり、そうなっちゃっている、というか。ようするに、自覚がない。で、そういう、善意みたいなものは、最もたちの悪いことだ、って言ってたのはこういうことだよね。要するに、同じ無邪気で、もっと不愉快なことをする、ということで。

ということで、ここで、文章を書いてる、となんか、微妙なとこが出てきちゃった。最後の30分のひっかかりは、そういうことだったみたい。

前半部分の、恋、というものの、すれ違い、の演出、とか、あと、役者の演技は、だけど、素晴らしい、と、ナマイキながら思いました。もちろん、SFXも。

ということで、映画館出た直後、大絶賛だったものが、最後の30分があったために、今文章を書いてると、余計な詮索をさせて、純粋な面白さも損ねちゃった、というのが、最終的にはまちゃみんの感想かもしれない。

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